支援事例

賃貸住宅の壁を傷めずに取り付けた手すり

賃貸住宅のために壁を傷つけられない条件で取り付けた手すりです。両側の壁面に厚さ12ミリのベニヤ板を内側からイレクターパイプ3本で押さえつけ(突っ張りをかけて固定)、その板に上下方向の力を抑える脚をもつ棚状の板を固定し、手すりを取り付ける構造です。脊髄損傷の下肢まひの人が腕の力で移乗する目的の手すりで、かなりの力がかかりますが安定して利用できます。介護保険では住宅改修にあたるかどうかビミョーなところですが、この事例は身体障害者の日常生活用具給付での事例です。

突っ張りで壁に固定したベニヤ板には壁紙を張っているので、見た目にはあまり違和感はありません。

右手側の手すり。

手すりの高さや位置は、簡単な構造を作った状態で数日間シミュレーションし、最適な位置を判断しました。