支援事例
天井走行リフトで快適な入浴を実現
脳性まひの障害を持つお子さんの介護のための改修(写真のモデルはスタッフです)。寝室からトイレ、浴室へと天井走行リフトの走行レールを配置、ベッド上からトイレへ、お風呂へ、移乗の介助なしに移動できます。入浴は椅子型の吊具を選定。シャワーキャリーの椅子部分のみが分離し浴槽内に入るもので、この椅子に合わせ、浴槽を選定し改修をしました。椅子のメーカーはモリトーさん、詳細はhttp://www.moritoh.co.jp/page_id=28です。この椅子は、リクライニングや若干のティルト機能も備え、かなり座位の不安定な方でも対応できます。
天井走行リフト本体は、デンマーク製のダンホイスト(代理店はアビリティーズ・ケアネット)。浴室入口の建具との取り合いは工夫のポイント。サッシを引き分けとして、サッシ上下がり壁には、リフト本体用の扉を設けました。
トイレと寝室の間の建具とレールの関係。レールは天井に埋め込まれており、引き分けの建具であれば干渉せずに取り付けられます。今回は採用しませんでしたが、開き扉にするのが一番簡単な方法です。
改修工事中の天井裏。レール固定用の角材が躯体から吊るされており、約1m間隔にレール固定用のボルトが下されている。このレールが取りついたまま、天井を張りクロス仕上げとなるので、職人さんには苦労を掛けます。手前に見えるのは分岐レールです。