支援事例

いざり移動の方のための台所とトイレの改修

ご夫婦ふたりとも障害により家の中をいざり移動で生活する方の改修です。流し台は高さ45cmのものを特注で製作しました。奥様が膝立ちをして作業するための高さです。膝立ちしやすいように、足元のスペースが広く開いています。暖かなオレンジ色は奥様の選択、とても明るいキッチンになりました。流し台裏の窓は、床までの高さのものに交換、これは圧迫感のある壁を取り除き視線の高さを明るくすることと、万一の際の非常口を確保する狙いがあります。

流し台の収納を増やすための、カウンター下には引き出し収納、床にはワゴンを2台設置しました。調理器具は卓上のIHコンロを利用するため。換気扇は高さを下げて設置しました。

トイレでは、便器も埋め込んで設置しました。便座までの高さは約25cmになっています。移乗のための手すりを左右壁に取り付けました。それにあわせ、窓の高さも低くし、明るさを確保してあります。

台所入り口のドアを引き戸に交換しました。工夫点は取っ手の高さです。電気関係のスイッチも低く付け直しています。