支援事例
車いすアプローチのためのスロープ造作
いすで玄関にアプローチするためのスロープです。角度は約1/10(長さが高さの10倍の角度)で、角度の設定は、利用者本人が昇降可能な近所の公共施設で実際に測定し、その角度を参考に決定しました。既存の玄関先の段の幅が狭く、車いすでは回転できないため、スロープの幅に合わせ拡大を行なっています。量水器ボックスの移動と散水栓の移動埋め込みを合わせて行い、スロープ走行に邪魔なものは極力排除しました。
改修前の様子です。花壇で植栽がありました。右側の車庫はそのまま利用しますが、車があるとスロープから出入りできないので、車庫を奥に伸ばし、車の前を通過できるように改修しています。玄関の手すりは、別の箇所に移動、再利用しています。
玄関先の拡大の様子です。色の薄い部分が拡大した範囲です。スロープの幅1mにあわせ広げています。ここで方向転換をします。
脱輪止めは、アルミの角材(30×30mm)にボルトを固定したものをコンクリート打設と同時に埋め込み固定しています。スロープの表面は滑りとめの目的で刷毛引きの仕上げになっています。