支援事例

最低限の補修で便器交換

和式の便器を腰掛式に交換するには、床や壁の補修も必要になります。予算的に限られている場合は、この補修部分をいかに少なく済ますかということが重要になりますが、このケースでは和式便器の床段差部分のみを解体し、床と壁の一部分のみの補修にとどめました。これにより、ほかの箇所に手すりなどを取り付けても介護保険の支給限度範囲内におさめることが可能となりました。

改修前のトイレ、和式の便器で使いづらく改修することになりました。便器左右の一段上がった箇所を解体し取り除くのですが、壁がタイルなので解体には気を遣います。

入り口にあった数センチの段差も取り除きました。これに伴いドアの下に隙間ができてしまうので、ドア下に材料を継ぎ足し着色して隙間をなくしました。

腰掛便器正面の手すりです。正面壁が近い場合、便器側面に手すりを取り付けるよりも正面のほうが立ち上がりなどには使いやすいことが多くあります。このケースよりさらに狭く立ち上がりの際に身体を前傾できないときには、肘掛けタイプの手すりが有効です。