支援事例

歩きにくいスロープを階段にする改修

車庫入り口の急なスロープを階段に改修し、手すりを取り付けた事例です。段差をスロープにする改修が一般的ですが、急なスロープは歩行には適さず、かえって危険でさえあります。歩行が可能なスロープは個人差ももちろんありますが1/15程度、改修前のスロープは1/5程度で手すりもなく、介助が必須でした。昇降が可能な段差高さを把握した上で、それに合せて階段状に直したところ、安心して昇降可能となりました。

改修前のスロープの様子です。半ばから下側がかなり急で障害となっていました。当初は手すりのみを取り付ける検討でしたが、それだけでは不十分と判断し、階段状にすることとなりました。

改修工事はまずスロープを壊し穴を掘るところから始まります。解体した段階で、段差高さを正確に測り、ブロックを階段状に並べた上でコンクリートを流し込みました。手すりの支柱も同時に埋め込みます。

完成した階段です。表面は滑りとめのための刷毛引き仕上げ、一段の高さは約10㎝です。