支援事例

便座に座って前傾姿勢を安定させる手すり

座っているからといって転倒の危険が無いわけではありません。
パーキンソン症状により長時間の安定した座位が難しい方のケースです。トイレの時間が数日おきに1~2時間におよび、その間徐々に上体が前方に傾き、最終的には自己での回復ができないためそのままでは転倒してしまいます。見守りやその後の介護負担も大きく、座位を安定させる手すりを検討しました。

施工前の状況  肘掛け式の手すりと背もたれで座位の安定を計っていましたが、症状の進行により徐々に前方への傾斜が強まり、前方に寄りかかる手すりを検討することになりました

手すりは幅25cmのボード状で移動の際には写真のようにはね上げ収納できるようになっています。

寄りかかって使用するイメージ写真です。使用者の体格に合わせて施工するため仮設置期間を設け、最終的な位置決定まで数週間をかけています。